HPご覧いただき清瀬市よりお越し下さいました。リヤドアとホイルハウスの下の部分が酷く擦れ押され変形していますので鈑金修理をします。サイドスポイラーの内側のクリップの付いている部分が切れていました。衝撃の強さが分かります。サイドスポイラーは新品に取り替えます。
細いパネルはかなり潰れ変形しています。ドアの線傷は深く内側に入り周りも変形し押されています。 ステップのカバーは押されています。(新品に取り替えます。)
タイヤを外し、ステップのカバー(サイドスポイラー)を外しますと、サイドスポイラーの衝撃が細いパネルの山折り部分を押して変形しています。その上のパネルは酷く変形しています。
これから鈑金修理に入ります。
溶接をして鉄板を引き出し、中からハンマーで叩いて形を作っていきます。
中に押されているので内側からハンマーで叩き・・
この部分を引き出し・・
ドアとの境目の高さは合いましたがまだへこみが有ります。山折りのパネル部分を引き出す為にベルトサンダーで削っています。
ワッシャー溶接で引き出しています。
山折りの部分に合せて細いパネルを引き出し高さを整えています。
溶接する所をを削っています。
ドアのパネルの内側には補強が入っている為、又 前のドアはぼかし塗装をしない為に、こちらのへこみの所は小さく少しずつ時間をかけ引き出し広がらないように移動しながら形を作っていきます。
成形しましたら塗膜を広めに削ります。
こちらは引き出しで伸びた鉄板を絞っているところです。終了後サンダーで鉄板を削り滑らかにします。
この部分までやや広めに周辺部分の塗膜を削り足づけ作業と言う工程をします。(塗装までこの工程をします。)全体に鈑金パテを塗布します。
細いパネルも削り滑らかにします。
鈑金パテを塗布しました。
鉄のパネルがしっかりと出ていますので、パテはほとんどが削り取られて、薄く鉄に食い込んで成形されます。工具から手作業で形を整えていきます。
鈑金パテ整形後新品のサイドスポイラーを取り付け収まる事を確認し、外します。
ドアの鈑金パテを整形しています。後に手仕上げでボディーラインを確認しながらペーパーで擦ります。
鈑金パテ工程後⇒⇒仕上げ用のポリパテを塗布⇒乾燥硬化後⇒⇒同様に整形 ⇒⇒下地で有るサフェーサーを吹付けます。「ペーパーの傷を埋めたり、防錆、防水の効果が有ります。乾燥後耐水ペーパーの600~800番位で水磨ぎをします。」仕上げ乾燥後この部分を洗剤で綺麗にします。(スポンジの粗い部分のような物に専用の洗剤を付けて汚れ、油 脂、を綺麗に落としながら、細かな傷を付け塗料を食いつきやすく、剥がれないようにする為です。)
この状態で上塗り塗装をします。塗装する寸前に液体のシリコンオフを吹き付けて拭き取り塗料が弾かないようにします。「脂 脂が付着していると塗料が弾いてしまいます。」
同様に・・
調色はカラーNOで作り実車に合わせて微調整(色合わせ)します。パール色ですので①カラーベースの白塗装→乾燥 ②半透明のパール塗装→乾燥 ③クリヤー塗装→乾燥と3回の塗装をしていきます。一工程多い塗装です。
乾燥後→光沢が出た所を細かいサンドペーパーで軽く擦りながらブツやほこりを取り除き、工具のポリッシャーにコンパウンドを付けてクリヤー塗装の表面を均一にしてツヤのある状態に仕上げます「磨きをかける」
ドアは取り付けてから磨きをかけ、アウタハンドルとサイドスポイラーを取付けて終了です。綺麗にラインが出ています。
綺麗になりました。
ご利用いただきありがとうございます。「綺麗になりました。」と喜んで頂けましたm(__)m 直させて頂いた喜びでも有ります。